ABOUT
ゼミ概要
テーマ:国際開発協力論
指導教授:玉置知己
私が長年勤務したアジア開発銀行(ADB)では、アジア太平洋地域の開発途上国に対して取り組むべき開発課題の重点をまとめています。それらは、貧困削減とインクルーシブな経済成長の実現、気候変動への支援、地域協力・統合の推進、インフラ整備、中所得国のニーズへの対応、民間セクター開発、ナレッジ・ソルーションの提供能力強化、などです。開発途上国は、世界経済における重要性を急速に増している一方で、多くの課題を抱えており、それがために国際協力の仕事は多様性を増しているのです。「玉置ゼミ」では、開発途上国を観察し、開発課題を把握し、それに対するソリューションを考えていくことを目標に活動していきます。あわせて、将来、途上国とかかわる仕事をする際に必要となるコミュニケーション力を身に付ける仕掛けを提供していきます。
年間計画
(1)前期:「国際開発協力論」の基礎学習と海外研修に向けた準備。文献の講読、専門家からのヒアリング、課題レポートの作成など。取り組む開発課題について、調査の範囲、方法、期待する成果などを踏まえた”action plan”を作成。
(2)夏期:ゼミ生による自主企画として実施する海外研修では、前期で作成した”action plan”を途上国の現場で実施。(海外研修旅行への参加・不参加はゼミ生の自由)
(3)後期:海外研修の成果の取りまとめと発表。最終成果物はゼミ論文集としてまとめて刊行。ゼミ論・卒論プレゼンの合宿を予定。
なお、「後藤ゼミ」の後継ゼミとして、後藤ゼミのネットワークを引き継ぐ企画を実施します。ゼミでは、ゼミ生は様々な役職を分担することで、成果を出す仕事のやり方を学んでいきます。